桑田真澄の野球解説。
※この人は昨年の札幌ドームでの交流戦で、球場近くで路上パフォーマンスをしていた桑田ます似
今日、ジャイアンツは田口の好投と主砲ギャレットの貴重な勝ち越しタイムリーで、
広島に3-2で勝ち首位に返り咲いた。
試合に勝った事も嬉しかったが、
気になったのはその試合後で、解説の桑田真澄がアイシング後の田口に中継で話しかける場面。
そこでの桑田の語り口、言葉が印象的であり、田口に対してもそうだし
野球に対する愛情というのが何となく伝わったんです。
田口が7回で降板した事に対して、優しい話し方で、
桑田『田口君、なんで完投しなかったの? 肩、肘は問題なかった? 体力的には大丈夫だった?』
田口『はい、大丈夫でしたが村田コーチにグッジョブと言われたので・・・笑』
桑田『あ、そうなんだね。ならね、じゃあ次投げる時は(交代させられそうでも)まだ行けますと言いなね。』
その会話の前後でも田口が完投する事が巨人にとって意味のある事を説いていたし、
桑田ほどの人間が直接田口に言う事がファンとしては嬉しかった。
これから長く巨人を支えるであろう若い左腕に大事な事をテレビの前できちんと言ってくれた事も。
その他にも広島の石原のキャッチングの良い所を、
『少年野球のキャッチャーをやってる少年にはこういった所を見習って欲しいですね。』
というような、時に愛情深く、聴いてて感心させられる解説も心地良い。
若い頃は入団時のドタバタに、不動産関連のスキャンダルや黒い噂もあったけど。
それを結果で跳ね返す。
選手生命を脅かす大ケガをする。
不屈の努力で這い上がる。
夢を追い求め、メジャーリーグへ。
ドラマチックなんすよね。
時たま、偽善ぽく感じる時もあるけど、なんか一言が心に染みる時がある。
この人が指導者になるのを今はイメージ出来ないが、
この人の野球解説は本当に好き。