ミスチルの隠れた名曲。Mr.Children『旅人』
Mr.Childrenにはアルバム曲やカップリング曲にも隠れた名曲が多い。
『旅人』 という曲は、ミスチルの全楽曲のみならず、今の所あらゆる音楽の中で一番好きな曲だ。
(96年8月に発売された「マシンガンをぶっ放せ -Mr.Children Bootleg-」のカップリング曲で、同時期に発売していた「深海」というアルバムにもテーマにそぐわないという理由で入っておらず、「B-Side」というB面を集めたベストアルバムには収録されている。
※裏情報としてスピッツと同じ旅人というタイトルでどっちが売れるか?どっちが良い曲を作れるか?というのをやっていたらしいが真相は不明)
僕が初めてこの歌を聴いたのも実に遅く、2年前の7月だ。
ちょうどその時からミスチルにどっぷり深くハマり、あらゆるアルバムや楽曲を探しては聴いてた時期にネットで
「旅人は良い!」「おすすめする♪」「マイナーだけどミスチルファンの評価が高い」等々の情報を目にしてYouTubeで聴いたのが始まり。
もう初めて聴いた時からビビビと来たというか、こんな良い曲なんで知らなかったんだ!とか、すごい高揚感と興奮でこれは俺の人生のテーマソング、応援歌になる曲だと直感した。
ミスチルにもこんなロックというかパンクというか軽快な曲があったのか!と。良い意味でミスチルっぽくない!と。
YouTubeにもあらゆるバンドがコピーしたりギターの弾き語りをしてる所からも人気が伺えますね。
それ以来、カラオケでもほぼ毎回唄い、ウォークマンの再生回数も1位、何か事あるごとにこの歌が頭の中を流れている。いや、事が無くても流れている。
ライブでもあまりやらなく約20年ぶりに「2015ツアー REFLECTION」でも演奏したので見に行きたかった!
今でこそ爽やかなに見える桜井さんだが、この曲を作った当時はプライベートの事でかなり悩んでいて、ミスチルの解散や自分自身の死についても考えるほどだったそう。
それはアルバム「深海」、「BORELO」の作風にも大いに表れている。
そんな苦しかった時期に何とか前向きな部分を見出して、この曲を作ったのかと考えると、この歌の持つ意味がより大事に思えてくる。
2番のサビの歌詞
“ 言い訳せずに実行せよ 正当化せず答えを探そう
ありがとう こんな僕に 付き合ってくれて ”
この歌の1番好きな部分だ。
28歳にして自分探しの旅なんてのもまだ続いてる気もしてるが、この部分を忘れずにきっと良い大人、良い親父、立派な人間になろうとまだまだ頑張ろうと思う。
ひょっとしたら、“ありがとう こんな僕に付き合ってくれて”の部分はファンに向けた感謝のメッセージ?
歌詞の意味も考えだしたら純粋な前向きさにも逆に意味深にも捉えられる。
うーん桜井さんの才能、凄し!!
『旅人』是非、聴いてみて下さい。